《よっさんの鹿島日記:2011.11.5

 

11月5日(土)ラストカンパチを求めて鹿島港へ。

この時期は良型が1尾来れば大成功(o ̄∇ ̄o)/

 

いつものベストポイントをキープしたかったのでAM1時半に現地到着。

しかし無情にも先行者の姿が( ̄□ ̄;)

とりあえず先行者に「こんばんは( ̄∀ ̄●)」と挨拶をしましたが

ちょっと振り向いただけで完全無視( ̄∇ ̄;)!?

「気分が悪い奴だな」と思いつつ、右隣に釣り座を確保して準備開始。

 

まずは活きエサ用のトリックサビキとハゲ皮サビキを投入。

私のお気に入りポイントに入っている先行者は竿をズラリと並べて

ポツリポツリとアジを上げている様子。

およそ竿1本分の棚で釣っているようです。

私は浅棚でコマセを撒いて浮かせる戦法に出ました。

コマセが効いてきた頃にポツポツとアジが掛かり始めましたが18cmの

レギュラーサイズ( ̄∇ ̄;)

豆アジサイズがなかなか掛かりません。

前回アナゴ丼が子供達に好評だったので今回もアナゴを狙います。

サンマの切り身をエサにしてチョイ投げ。

2投目で竿先の鈴が鳴り(*゚∀゚)ノ♪合わせてみるといい感じの重さ。

狙い通り42cmのアナゴをゲット(*^^*)

50cmクラスがもう1尾掛かれば(><)と思ったのですが

その後はエンピツアナゴが2尾(― ;

 

さてさて活きエサの方ですが、やや明るくなりかけた頃にやっと

豆アジ2尾、豆アジよりちょっと大きめのを1尾確保( ̄∀ ̄●)フフッ

とりあえずカンパチ狙いの切符を手に入れました。

朝日が昇り始め、いよいよ泳がせ釣りをスタート。

今回も3本のカンパチ竿を用意しました。

アジ君たちは元気に竿先をヒクヒクさせて泳いでいます(o ̄∇ ̄o)

私の一番左の竿に隣の先行者の仕掛け(ヒラメ用の活きエサ)が徐々に寄って

来るのが気になりましたが・・・これが後にある事件を巻き起こす事に。

 

2時間経過してもカンパチ君が回遊して来ないので朝食タイムにします。

コンビニおにぎりを頬張っていると隣の先行者が「あの〜、おたくの仕掛けと

絡んじゃってね〜」とニヤニヤしながらやってきました。

見ると私の貴重な豆アジが、先行者が野放しにして泳がせていた活きエサと絡んで

陸に上げられて瀕死の状態になっていました。

しかもこのオヤジ、グチャグチャに絡んだ仕掛けをほどこうと頑張っているのですが

ほどけるはずもなく(--*)

このままでは豆アジが完全に死んでしまうので、私は自分の仕掛けを切り

とりあえず豆アジを海水バケツに入れて延命処置を優先しました。

するとこのオヤジ、こんな事を言いました。

「まあ、死んだアジでも食いが立っていればカンパチは食うから」

信じられます? よくこんなセリフが出てきますね(“▼Д▼)

ドラグを緩めっ放しで活きエサを自由に泳がせておいて、他人の仕掛けに絡ませたら

まともな釣り人だったら真っ先に自分の仕掛けを切りますが・・・。

いい年こいたオヤジが・・・何を考えているのか全く理解できません( ̄ヘ ̄)

たぶん血の気が多かった頃の私だったら完全に手が出ていますね。

(30年前・・・血の気が多かった頃のよっさん)

グッタリしている豆アジをエアーポンプで緊急蘇生、死の淵から生還した

豆アジ君は無事に仕事場へ復帰しました(* ̄▽ ̄)ホッ

 

しばらくするとタコ師のおじいさんがヘチを探りに来ました。

見るからに玄人です。

最近ヘチでカワハギが釣れているとか、船道まで投げると昼でもアナゴが釣れるとか、

一方的に教えて頂き( ̄∇ ̄;)完全に地元の知恵袋じいさんです。

 

おじいさんはタコを探りながらヘチを行ったり来たりして、先行者の変なオヤジと

世間話をしている様子。

その時、変なオヤジの竿にカンパチが掛かったようです。

私はしばらく遠くで見ていましたが、なかなか抜き上げる事が出来ないようで

ちょっと様子が変です。

見に行ってみるとリールにラインがグチャグチャ絡まって巻けない状態( ̄□ ̄;)

どうやらドラグを緩めたまま竿をあおってバックラッシュしたらしい。

タコ師のおじいさんに「こんなにたくさん竿を出しているからひとつの事に

集中できなくてこういう結果になるんだ」と説教されていました。

全くその通りですd(^-^)! よくぞ言ってくれた!タコ爺さん( ̄∀ ̄●)

 

さてこのオヤジ、どうやってカンパチを取り込むのか?

ラインを手で手繰って抜き上げようとするとヘチの凹にカンパチが入り込み

イ貝で擦れてラインブレイク寸前。

敵は40cmクラスのカンパチ、このままだとバラスのは時間の問題です。

気に入らないオヤジですが、釣り師としてだまって見ている訳にはいきません。

オヤジは玉網も準備していなかったので、私は自分の玉網を取りにダッシュ。

とりあえずカンパチが凹から出てきた瞬間を狙い、無事玉網に納めました。

目測で40cmちょうどぐらい、体高のある立派なカンパチです。

 

オヤジはヘロヘロ状態で「どうもありがとうございました」と低姿勢。

やっと素直になったようです。

このオヤジ、帰り際に「コマセと活きエサいりますか?」と私の所へやって来ました。

せっかくなので頂いて、しばらく釣り談義に花を咲かせました。

最後は挨拶がちゃんと出来るようになったみたいで、気持ちよくお別れしました。

ちょっと自分勝手なだけで、決して悪いオヤジではなかったようです。

 

と言う事でお気に入りポイントが空いたのでさっそくカンパチ竿を移動。

竿先に前当たりっぽい動きは出るのですが、なかなかヒットしません。

PM2時過ぎ、ヌコさんにメール。

この日ヌコさん・オケラさんペアも「鹿島に行きます」という事だったので、

私の居る場所と服装をご連絡。

PM4時過ぎ、ヌコさんからの返信メール(カンパチの写真付き)を見て

ビックリ(´゚;3;):;

到着早々30cmのカンパチを上げたとの事で「さすがです(>_<)

としか言いようがありません^^

私も頑張りましたが、この日はカンパチがヒットする事はありませんでした。

結果論ですが、カンパチ釣り第一関門の「場所確保」が出来なかった事が

最後まで響きました。

40cmカンパチはあのオヤジに持って行かれましたが、入る予定だった場所で

カンパチが上がったので狙いは正しかったという事です。

 

カンパチがダメなら夕方からアジを狙いましょう(v^―°)

夕暮れが迫ると徐々にアジ釣りの人が増えて、私の隣には柏から毎週鹿島に

来ているという老夫婦がいらっしゃいました。

よくしゃべる面白いおじいさんで、すぐに意気投合。

漫才のような掛け合いでアジを狙っていると、私のサビキ竿に大きな当たりがあり

斜めにシマシマ模様が入った22cmぐらいの魚が釣れました(¬_¬)ナニコレ?

おじいさん:「それ知ってる!“何とか鯛”って言うんだよ」

私:「何とか鯛って・・・( ̄∀ ̄●)その“何とか”が知りたいんだけど」

おじいさん:「ん〜昨日まで覚えてたんだけどね〜(―“― ;)何だっけな〜」

私:「これ(魚)かじってみれば思い出すんじゃないの(*^^*)

おじいさん「アタシは入れ歯だからね〜ちょっとウロコが硬そうだな〜」

こんな感じで延々と漫才をしていると、日没前にレギュラーサイズのアジが

回遊してきました。

20分ほどで群れは去ってしまいましたが、レギュラーサイズを10尾ほど確保。

途中サバに仕掛けをグチャグチャにされなければもうちょっとイケたかな。

まあ、これでとりあえず美味しいお刺身が頂けます(o ̄∇ ̄o)

 

アジの回遊が一段落して「さてこれからどうするか?」と考えていた時、

ご夫婦らしき方々が私の背後にやって来ました。

私がしぶとくカンパチ竿を出しているので、もう竿を出せるスペースがありません。

「これは申し訳ないな、カンパチ竿を片付けるか」と思っていたその時

「どうですか?釣れます?」と男性の方が話し掛けてきました。

「アジがポツポツですね。今そこのカンパチ竿を片付けますからどうぞ。」

お答えしたら・・・

「いやいやいいですよ、よっさん。どうも、オケラです」

「エエッ( ̄□ ̄●)!! オケラさん!?

と言う事は、後ろに居る可愛らしい女性は・・・ヌコさ〜ん(o ̄∇ ̄o)/

ヌコさんのHP掲示板にお邪魔して2年以上経ちますが、お二人にお会いするのは

この日が初めて。゚( ^^)゚。感動のご対面です。

 

投光器の玉が切れたので買いに行くとの事で、一旦お別れしましたがPM7時半に

完全撤収したあと、今度は私がヌコさん達の釣り座を訪問しました。

まずはヌコさん・オケラさん達の整った舞台装置にビックリ(´゚;3;);.

今まで見た事が無いフィッシングアイテムに興味深々。

私なんか足元にも及ばない装備だ・・・。

色々と鹿島情報を交換して、私が釣った斜めにシマシマ模様が入った謎の魚も

「コショウダイ」の幼魚である事を教えていただきました( ̄∀ ̄●)ナルホド

30分ほど楽しいお話をして、再会を誓い合いお別れしました。

 

《釣 果》

ア ジ: 14尾(1718cm12尾、1516cm2尾)

     *活きエサ用を除く

アナゴ: 3尾(42cm、他エンピツ)

コショウダイ: 1尾(22cm ←幼魚)

 

《お料理》

1.アジ、コショウダイのお刺身&なめろう

アジはまぁいいとして、何たって初めてのコショウダイ。

どんな魚なのかネットで調べてみたところ、

「成魚は60cmぐらいになりお刺身は美味で、大きくても小さくても味に

差は無く、ポワレ、煮魚、焼き魚どんな料理法でも美味しい」

なんて嬉しい事が書いてあるじゃないですかO(^-^O)(O^-^)O

さっそくお刺身にしてアジとのコラボが完成。

アジのシッポ付近はスジが多いので、定番の“なめろう”の材料に使います。

コショウダイはまさに鯛の味で、なかなか美味しい魚です。

 

2.ミニアナゴ丼

42cmが1尾とエンピツサイズが2尾なので、今回も子供達限定のメニューと

なりました(ToT)

前回同様ヌメリを取ってから背開きにして串を打ち、15分ほど蒸します。

同時に料理酒とみりんで骨を煮込んで出汁を取り、アクを取ってから醤油をいれて

煮詰め、美味しいタレを作ります。(甘さはハチミツで調整)

蒸しあがった身にタレをタップリ付けて焼きます。

いい感じに焦げ目が付いたら更にタレを付けて、焦がしすぎないように仕上げます。

ご飯にタレをかけて錦糸卵を敷き、焼きあがったアナゴを乗せて仕上げのタレを

かければ完成。

*山椒をかけるのを忘れました( ̄∇ ̄;)

ホントに旨いらしく、子供達は豪快に食べておりました(*^^)

 

《あとがき》

今回はカンパチに会えませんでしたが、代わりにヌコさん・オケラさんに

会えたので大満足な釣行でした( ̄∀ ̄●)ホホホッ

12月からまたインド(バンガロール)の出張が決定し、帰国は年末の予定。

どうやら今回の釣りが今年最後になりそう( ̄∇ ̄;)

帰国したら「鹿島・初釣り」に行かなくちゃ。

                          よっさんでした

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